hozemiの上田です。保険営業に役立つコラムをお送りしています。
今日は、個人保険で「ここに行きたい個人マーケットランキング」ということで、トップ3をお話ししたいと思います。
前回は5位から4位までご紹介しましたが、今日は上位3つです。
(前回記事はこちら)
https://hozemi.co.jp/column/2025-10-07/
今日ご紹介する職種、業界は私が実際に職域を作っていたマーケットでもあります。
一人当たりの平均単価が年間保険料ベースで100万円を余裕で超えてくるようなマーケットです。
ここで年間に70人から預かることができればANP7,000万円を狙えますので、個人保険だけでTOT達成も決して夢ではない。そういうマーケットです。
第3位『外資系企業』
第3位は外資系企業です。
ただ一口に外資系といっても、金融、コンサル、メーカー、システム、広告などいろいろありますし同じ外資でも所得水準もかなり違います。
ここでは外資系を一括りにして話しますが、その前提は押さえておいてください。
私は外資系の金融のお客様もいましたし、外資系メーカーを職域にしていたこともあります。
まず一つ注意点として、外資系金融はかなり難易度が高いマーケットです。
お客様側のビジネススキルや頭の良さが圧倒的に高く、金融のプロなので見る目が非常に厳しい。募集人が100人いたら、まともに会話できるのは10人もいないだろうというイメージです。
外資系金融の方は正直、COTやTOTをすでに達成している、あるいは前職で金融をバリバリやっていたような金融ガチ勢でないとなかなか太刀打ちできません。
向こうは機関投資家サイドです。
こちらはせいぜい個人投資家向けに変額の話をちょこちょこしているくらい、という構図になりがちなので、勝負としてはかなり厳しい。
さらに30代で預金5,000万円、40代で預金1億円という人もゴロゴロいる世界です。
そうなると「死亡保障はいらない」という結論にもなりやすく、死亡保険との相性もそれほど良くない。
お金が貯まるまでの掛け捨て提案であればまだ入る余地はありますが、知識、経験、コミュニケーションのレベルがかなり高くないとそもそも担当者として認めてもらえない。
そのためご自身が金融に強くアッパー顧客を多数保有して慣れていない限り、外資金融のお客様は最初から狙わなくてもいいかもしれません。
一方で、外資系メーカーはかなりおすすめです。
金融ほど給料は高くないものの日系に比べれば給与水準は高く会社の数も多い。
外資メーカー、外資システム、外資広告など、マーケットとしてそれなりのボリュームがあります。
そして何より退職金がない会社が非常に多い。
退職金制度がないということは、退職金の積立を自分で運用しなければいけない、というニーズが最初から決まっているということです。
何らかの形で積立をすることは、人生設計上ほぼ確定している。それを保険でやりましょう、という提案がしやすい。
もちろん必ずしも保険でなくてもいいのですが、保険での積立提案が非常に通りやすいマーケットです。
私は外資系メーカーの職域が広がりましたが、うまく機能した理由は文化の面も大きいです。
外資はまず意思決定が早い。
「良いものは良い、悪いものは悪い」とはっきり言う文化があります。
私が職域で展開していたのはヨーロッパ系の会社でしたが、日本企業に比べて判断がとても早い。
一社専属の時は二回目の面談くらいでパッと決めてくれることも多く、イエス・ノーがはっきりしているので、こちらとしても非常にやりやすかったです。
失注も早いので切り替えがしやすいという意味でも助かります。
また、紹介することにあまり臆さない。
「いいものだから紹介するよ」というスタンスの人が多く、タフな人が多いので、「紹介して嫌がられたらどうしよう」といったメンタルブロックがあまりない印象でした。
さらに、売上を上げるために頑張ることがポジティブに評価される文化があります。
外資では年収を上げるために転職するのが当たり前で、同じ業界の上位3社をぐるぐる回るようなキャリアも普通です。
年収アップ、ポストアップのためなら交渉もするし、努力もする。それが当然、という価値観です。
出戻りもオープンに許容されていて、自分のキャリアと年収を上げることに対して非常に前向きです。
そういう人たちに、私は「今MDRTを目指していて、その先COTやTOTを狙っている」という話をしていました。
評価が報酬に直結しやすい世界の人たちなので、「売上とキャリアアップのために頑張る」という話には強い親和性があります。
「お前が頑張ってるなら応援するよ。担当者として継続してほしいし、頑張ってるなら俺も協力する」と言って、かなりの数の紹介をもらえました。
これは文化の影響が大きいと分析しています。
外資系メーカーや外資系システムの方々は、紹介も出やすく、回転も良いマーケットです。
ただしみなさん高学歴で頭の回転も早いので、中途半端な実力だと戦えない可能性は高い。
ですが挑戦する価値はあると思うので、外資系メーカーやシステム会社はかなりおすすめのマーケットだと思います。
第2位『弁護士』
次に第2位は弁護士です。
弁護士と聞くと多くの方が「給料が高い」というイメージを持つと思いますし、実際その通りです。
平均年収は下がっているとか、食えない弁護士が出てきているという話はあるものの、きちんと仕事をしている弁護士の所得は依然として高いままです。
弁護士が良いマーケットである理由は大きく三つです。
第一に所得が高いこと。
第二に退職金がないこと。
第三に、仕事が忙しすぎて自分で投資運用をする暇がないことです(人によりますが)。
退職金がないという点では外資系と同じです。
自分で老後資金を積み立てる必要があるので、積立ニーズは最初から存在します。
そこに保険での積立提案がとてもはまりやすい。
しかも案件を何十件も並行して抱え、毎日深夜0時、1時まで仕事をしているような弁護士も珍しくありません。
投資や株が好きな人もいますが、本気で勉強して運用する時間は正直ない。それよりは一時払いでドンと入れて、そのまま放っておける商品を好む人も多いです。
弁護士は自分の本業で数千万円単位の売上を作ることができます。
そのため金融投資の勉強に時間を割くよりも、本業のスキルアップに時間を使った方が投資効果は高い。
だから株式投資はあまりやらず、自分で稼いだお金を預金か、そこそこ増えてくれればいい保険に入れてしまう、というスタンスの人が多いのです。
さらに弁護士は多くの先生が個人事業主です。
個人事業主の先生は厚生年金ではなく国民年金なので、公的な保障が薄い。遺族年金も障害年金も厚くありません。
つまり保険に入る理由だらけの職業と言えます。
今日お話ししているランキングの中でも、保険加入の必然性という意味では突出しているマーケットです。
その一方で、難易度も高い。
弁護士の方々は頭が非常に良く、仕事柄、人を見る目や「本当にそうなのか?」と検証する習慣が徹底しています。
「この人は信用できるのか」
「この説明は本当に正しいのか」
という視点で、常にこちらを見ています。
人を騙す・騙される、訴える・訴えられるといった案件を日常的に扱うビジネスですから、当然と言えば当然です。
ですから、こちらも実力をしっかりつけてからでないと担当者として認めてもらうのは難しい。
さらにすでに他の保険募集人とビジネスパートナーシップを組んでいて、「その人以外からは入らない」と決めている弁護士も少なくありません。
その意味でも、攻略難易度は高いマーケットと言えます。
とはいえ一度しっかり関係を築ければ、一撃のインパクトは非常に大きいです。
私のクライアントでも年間2,000万円、3,000万円と稼ぐ弁護士はゴロゴロいます。昨年も弁護士のお客様から個人で一時払4,000万円を預かったケースがありました。
そういう意味では弁護士マーケットは強くおすすめできます。
第1位『ドクター(医師)』
最後に、第1位はドクター(医師)です。これはもう鉄板中の鉄板です。
ドクターマーケットは、保険募集人であれば「いつかは行きたい」「毎年1〜2人は預かりたい」と憧れるお客様ランキングの堂々の1位と言っていいでしょう。
お医者様の家系は子供を医師にしたい、医院を継いでほしいという希望が強く、子供の私立医学部進学(6年間で2000〜4500万円)がライフプランに入ってきます。
すると必要保障額が1億円を超えることも多く、必然的にSとP(保険料)が高くなりやすい傾向があります。
例えば勤務医として大学病院などに勤めている段階から個人保険で月4〜5万円預かっていたドクターが将来独立開業し、5〜10年ほどで軌道に乗り始めると、「もう少し積立を増やしたい」「借り入れも増えてきたから保障を厚くしたい」といった相談が出てきます。
AP1,000万円や2,000万円といった規模の案件も珍しくありません。桁が一つ、ふたつ違ってくる世界です。
開業医といっても医療法人に法人成りする先生と、個人事業主のままの先生がいて、それぞれコンサルティングは異なってきます。
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